今日はこんな本を読んでいました。
幸せを呼ぶ孤独力ー寂しさを「孤独力」に変える人の共通点 を選んだ理由
元々、一人遊びが上手いと思うし、一人で自由に動き回るのも好きです。
ただ、最近数人と食べたり飲んだりする機会が多くなっており、一人でブラブラお出掛けをしなくなっていた事にふと気付いたのです。
(ただ、家で一人で過ごす時間は無いと、本当に精神的にダメなので週1はとってます。)
LINEも毎日連絡を取ってる相手がいたりと、
孤独が耐えれなくなってるのでは?と不安になり、本を読む時間を作る事ににしました。
どうせ読むなら関連してるものを、と思いこちはをチョイスしました。
「幸せを呼ぶ孤独力 」を読んだ感想
とても読みやすく、早い人なら1〜2時間であれば読めると思います。
さくっと読めるのはいいですね。オススメです!
斎藤茂太先生の本を読むのは、初めてでした。
精神科医でもいらっしゃいました。
そして、2006年満90歳でお亡くなりでした。
この「幸せを呼ぶ孤独力」は2005年に出版。
書き溜めていたとしても、常にその時代の感性をお持ちだったのだと、読んでいて感心させられました。
話に出てくる題材が、携帯電話のメールだったりしたのが、可笑しかったですね(笑)
しかし、携帯電話がスマホに変わるだけで、書かれてる内容は、現在の社会の状況にもしっかり当てはまる。
いや、もっと加速してますね。。
スマホ依存
リアルな社会でのコミュケーション不足
私は元々、一人が好きなので、感想としては、「そうだよね!」と再確認をとる箇所が多かったです。
部分的な「えっ。そうかな?」と著者に投げたくなる箇所も勿論ありました。
「人は生まれたときから一人で、死ぬときも一人で死んでいく」
的な事が書かれてる箇所がありました。
私にはタイムリーでした。
つい最近、年上の男性に子を持たない事にたいして伝えると(聞かれたので)、知り合いのお婆さんの話しをされたのです。
男性の祖母が入院していた。
隣のベッドのお婆さんが「あんたんとこは、代わる代わる人が会いにきていいね。子供嫌いで作らなかったけど、子供作っておけば良かったよ。」と言ったらしい。
どうやら、私にこんな事になるよ。と言いたげ。
私は「孤独は覚悟の上だし、人は一人で生まれ死んでいくと、身をもって祖父母から教わってた」と伝えると
「そうなの!?」と驚いた表情です理解不能なようだったので、この一文はかなりタイムリーで正直嬉しかった。
家族に囲まれてるのは幸せだよ。囲まれて亡くなっていくのもね。分かってます。
それでも、一人で死んでいく、、、本当の意味、分かる人はわかると思う。
まぁでもこの男性は悪い人ではないので、すんなり引いてくれましたが。
この手の話は(選択子なし)、一生噛み合わない人というのが一定数いらっしゃる。
なので、極力したくない。
ただ、自分を知ってもらう上で、もっと丁寧に伝える術があったのではと、後で後悔しました。
あたまの足りなさを感じる(笑)
賢くなりたい!
話が、逸れましたが。
この本が伝えたいことは、家族や友達を作らずに一人で居てもいいじゃん。
というのでは、ありません。
孤独を恐れない力(精神力=孤独力)を持ちなさい。と伝えているのではないかと思いました。
一人だと淋しい、淋しい奴だと思われる恐怖から無理矢理予定を入れたり、会っても楽しくもない人と遊んだりしてしまう人。
←そんな事はやめて、一人の時間を楽しめるようになりなさい。
そうすれば、人と会うとき一段と楽しめ、思慮深くなっている事でしょう。
この様に私は受け止めました。
話の展開は、日常的な人間関係・職場・学校・恋愛と繰り広げられます。
「孤独」そのものについてよりも、孤独力をつけると結果的に、自分の才能を開花させたり、精神的にも強くなれるという話しをされています。
「孤独力」をつけた上で、人間関係を構築していく方が絶対に良い!と私も昔から思っています。
孤独力がないと、自我が不安定で、すぐに人間関係で悩んだり揉めたりすると考えています。
実際、常に友達と繋がってないとないと不安な人を見てると、いつも人間関係に悩み、裏切られただの、返信くれないなどと、騒がしくしています。
そんな知り合いに、この本を贈りたいと思ってしまった。
一人で行動していると世界が小さいように思われですが、じっと自分と向き合い、幸福だと思えることを探す旅をしているほうが有意義だと思えました。
読み終えて心境の変化
ただ一人でぼーっと過ごすのではなく、自分をもっと見つめよう!
と、改心させられました。
後は「一人で過ごすという事」を人に伝えるとき、
恥ずかしさみたいなものが(友達が居ないと思われる等)あったのですが、
それも「気にすることない!」と思えるようになりそうです♪
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まとめ
・孤立とは自立すること
・孤独は大勢でいるときに感じるもの
・ひとりぼっちは、悪いことでも恥ずかしいことでもない。
・一人で行動できるようなると、一人で物事を決めれるようになる。
・ひとりぼっちの時間を過ごすと、人に優しくなれる。
・常に自分の心の声を聞き、それに従った行動をとる。
・一人の方が、知識や観察力がある増す。
・淋しさは物欲では埋められない。
・「幸せ」「嬉しい」を口癖にすると、自分も周りも幸福感に浸れるようになる。
・短所と長所はイコールである。言い換えて、前向きにとらえる。
・孤独を否定的な言葉として捉えない。
いかがでしょうか?
孤独力について書かれてるのでは?と考えると、
纏まりがないと思われましょう。
私も途中「なんか孤独力から逸れてない?でも、為になる話ね。」ってな感じでした(笑)
しかし、読んでみてください。
生きていく上でベースとなる、根本的な人としての部分に共通した「生き方のバイブル」を教えてくれる一冊になるでしょう。