今日本の音楽シーンを彩る「BUMP OF CHICKEN」。
「BUMP OF CHICKEN」は先日、3年半ぶりとなるニューアルバム「aurora arc」の発表しました!
- ストリーミング配信解禁
- ROOK IN JAPAN 2019出演
- 全国ツアー、ファイナル公演には東京ドーム2DAYS
今年は数々の嬉しいニュースでファンは歓喜しております。
活動は20年を超え、ますます幅広い層から絶大な支持を集めています!
邦ロックを代表するロックバンド「BUMP OF CHICKEN」。
今回は、BUMP OF CHICKENを好きになりはじめた方、BUMP OF CHICKENのファンになりたての方々に、これは知っておくべき5曲を、ピックアップしランキングにしました。
■BUMP OF CHICKENの大事なお知らせ
2019年6月28日(金)よりBUMP OF CHICKENの音楽がストリーミング配信されるようになりました!
びっくりしました(笑)
配信されるのは、2000年メジャーデビューシングル「ダイヤモンド」から2016年リリースのアルバム『Butterflies』までの収録曲です(期間限定盤、初回限定盤、廃盤を除く)
また、配信開始を記念して名曲、人気曲プレイリスト『BUMP OF CHICKENのCLASSICS』も公開中!
新規登録・プライム会員のみ。詳細はAmazonミュージックページにてご確認ください。
BUMP OF CHICKENの歌詞解釈「ガラスのブルース」5位
ブルースとは、日常の出来事や孤独・悲しみを歌っています。
1999年にBUMP OF CHICKENのインディーズ初アルバムに収録された
最初期の楽曲のうちの1つであり、ボーカルの藤くんが初めて日本語で書いた楽曲とされています。
歌詞解釈
藤くんがこの曲を制作したのが20歳の頃。
自分の同世代は大学に進学する中、音楽にすべてをかけるために高校を中退し、アルバイトを行いながら制作した楽曲です。
この曲の主人公はガラスの眼を持った一匹の猫。
歌詞の中でこの猫はどんな状況でも歌い続ける信念を貫いている。
生まれてきたことに意味があるのさ 一秒も無駄にしちゃいけないよ
嵐が来ようが、雨が降ろうが
いつでも全力で 空を見上げて笑い飛ばしてやる
出典: ガラスのブルース 作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
猫はとてもマイペースで我が道を行くタイプの動物のように思えます。
藤くんも他の人とは違う考えを持ち、自分の信じた道を進んでいく人なのかもしれないですね。
ガラスの猫とはそんな当時の藤原自身のことを、重ね合わせたのではないでしょうか?
まだBUMP OF CHICKENが今ほどの地位を確立していな時代に、「自分はこう生きる」と、そんな決意を歌った楽曲に感じました。
BUMP OF CHICKENの名前の由来は、
「弱者の反撃」「臆病者の一撃」です。
彼らの一撃は、この曲からスタートしていったのだと感じさせる1曲だと私は思います。
BUMP OF CHICKENの歌詞解釈「Aurora」4位
最新アルバム「Aurora arc」からの1曲です。
2019年リリースされ、日曜ドラマ『グッドワイフ』の主題歌にもなったこの楽曲です。
常に彼ら弱者の気持ちに寄り添い、正しさ・立ち向かうことの重要性を歌ってきた、BUMP OF CHICKENの最新作です。
歌詞解釈
「立ち向かうんだ!決して逃げてはだめだ!」全体からそんなメッセージ性を感じました。
MVでは少女が仲間を全員失い、悲しみに打ちひしがれながら、敵に立ち向かう覚悟を決め走り出す様子が描かれています。
もうきっと多分大丈夫
どこが痛いのかわかったからね
出典:Aurora 作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
はじめのフレーズから、自分の痛みとの向き合い方について、何かの打開策のヒントを思いついたという印象を受けます。
正義の味方に見つけてもらえなかった類
伝えたい言葉はいつだって そうやって見つけてきた
解き放て あなたの声で
出典:Aurora 作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
今まで声にしたくてもできなかったこと。なかなか世間に認められることのなかったこと
そんな叫びをあなたの言葉として伝えてみよう
今世界ではこれまで認められることのなかった、セクハラ・パワハラ・働き方などの問題。
またLGBTなどメジャーの言葉となってきていますよね。
叫びをあげよう。
心の一番奥の方の 涙は炎 向き合うときが来た
出典:Aurora 作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
この言葉からは今まで隠してきた悲しみも、これからは隠さなくていい、堂々と生きていこう、そんなメッセージを感じます。
多様性が重要視されはじめ、そんな時代の変わり目に常に自分たちのメッセージを音楽を通して発信してきた。
彼らなりのエールのような曲です。
BUMP OF CHICKENの歌詞解釈「Butterfly」3位
2016年にリリースされたアルバム「Butterflies」に収録された楽曲にしてこのアルバムのメインの曲。
ロックバンドとしては珍しい、エレクトロニックなメロディが合わさって、美しいメロディと、メッセージ性の強さが織り交ざっています。
歌詞の解釈
歌詞の全体像を掴んでいくと、私にはこんなことが見えてきました。
アイデンティティってなに?
自分の本当に言いたいことって何だろう?
本当はこうしたい、こう言いたけど、それを言ったら傷ついてしまわないか?
自分を守ろうとして、どんどん身動きが取れない状態の自分です。
量産型
みんなと同じ
出典:Aurora 作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
この歌詞からは自分の個性を消して、みんなと合わせることを良しとする。
みんなが掲げた旗=みんなと同じように生きることを良しとする。
そういった今の日本人の空気を読むことを良しとする文化が表現されているように感じました。
どこか夢を見ることをあざ笑うような...
けど、個性って夢とか目標のことをいうんであって、誰かが創った予定調和に向かって歩くことじゃない。
そんな自分を変えることができるのは自分自身の胸の中に掲げた夢!
それこそがあなた自身の個性なのだから。
人生は短く儚いからこそ、自分の思うように精一杯生きていこうよ。
人生って、アイデンティティってなに?
みんなと同じじゃだめなんだ!
そう藤くんの歌詞が、私の胸に直接問いかけてくるように感じました。
BUMP OF CHICKENの歌詞解釈「ray」2位
バンドでの紅白初出場の際に歌われたのがこの「ray」です。
ボーカロイド「初音ミク」とコラボするなど、新しいBUMP OF CHICKENとしての形を感じさせるこの楽曲です。
MVはクリエイティブプロダクション・A4Aの東市篤憲氏が担当
歌詞の解釈
MVは"光"をモチーフとし、さまざまな形できらめく光の中でメンバーが演奏する様子を捉えた映像に仕上がりました。
この言葉通り光によってとても美しい仕上がりになっていて、近年のバンプを代表する楽曲のうちの1つです。
そんな「ray」の歌詞を見ていきましょう。
歌詞の解釈
過去の思い出に浸り、傷つきながら前を向いていく
曲の1番では悩み・もがき苦しむようなそんな様子がうかがえます。
誰か大切な人との別れの中で、その人といたときに見えてきたものが、今はなぜか見えなくなってしまった。
そんな過去の思い出を探し回って、その時を懐かしんで寂しく、そんなことを考えられないくらい。
この先を進むのは大変で、けど乗り越えるために笑っていこう。
痛みを忘れるのではなくて、痛みと共に進んでいくんだ。
ここでは、そんな悲観的になりながらも、どこかポジティブさを感じさせます。
曲の2番では、光と影の様子が伺えます。
これまで進んできた道のりで築いた過去の輝かしい記憶とその道のり。
常に第一線を戦い、その道を進むことの辛さ。
変化をしていく中での別れ。
晴天=理想には程遠い現実に悩まされながらも、それでも自分の理想を追い求めていきたい。
正しいとか間違いであるとか、人と比べることなんてない。
どんなに苦しくたって笑って生きていく。
そんな宣言のように感じ取れました。
自分の正解を追い求めて、進化を続けていくバンドとして、新しいBUMP OF CHICKENの形を見せた一曲です
BUMP OF CHICKENの歌詞解釈「天体観測」1位
言わずもがな説明不要のBUMP OF CHICKENといったらこの曲!
彼らを今の地位に押し上げた楽曲といっても過言ではないこの曲!
発表当時も現在も、このバンドに共通することは、とにかく「今」を大切にしていることではないかな?
この曲の歌詞で随所に強く強調されている言葉が「今」である。
空に浮かぶ無数に散らばるきれいな光。
そんなきれいなものを追いかけて、上ばかり見ていたばっかりに足元を疎かにしてしまい、つまずいてしまう自分がいる。
けどその痛みがまた自分たちを強くしていき、またほうき星という理想を追いかけて進んでいく。
そんな彼らの姿を描いたようなこの楽曲によって、見事に光り輝くほうき星となり、彼らは今もなお光り輝き続けていいます。
BUMP OF CHICKENの大ヒット曲は、
変化を恐れず常に前を進み、なにより過去にとらわれず未来を見据え
今を必死にいきる!
そんな彼らのブレない思いが生んだ名曲です。
BUMP OF CHICKENの歌詞解釈と意味 まとめ
この記事で紹介した曲以外にも、皆さんに紹介したい素晴らしい楽曲がたくさんあります。
もっと彼らのことを気になったりライブに向けてもっと曲を聴きたいという方は、是非彼らの歴史と共に曲を聴いてみてくださいね。
過去にとらわれず常に未来を見据え、今を必死に生きるバンドがBUMP OF CHICKENです。
今後も彼らは音楽という望遠鏡を通して、彼らにしか見えないものを私たちに見せてくれることでしょう。
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